TOEICや英検を始めとする英語教材はたくさんあるのでどれに取り組めばよいのか迷いませんか。
そもそもTOEICなら何点を目標にするのがいいのか、英検ならどの級を目標にすればよいのか、まずそこからどうすればよいのか迷ってしまい、目標の設定も大変ですよね。


私としては2020年の目標は英検1級なので目標自体ははっきりしていますが、準1級は合格したとはいえ1級としてどのように取り組めばよいか迷いがあります。
過去には準1級の延長で1級に挑戦したことがありますが、その時は時間をかけた割には期待するほどの成果は出せず不合格となりました。

そこで、10月の英検一次試験まで残り3ヶ月となった今、これから取り組む教材を以下の3つに絞ることにしました。
これらは新しく準備したものではなく全て過去に英検1級を目指していた時に取り組んでいた教材で手元に残っている教材から選んでいます。
他にも英検1級の教材は残っていますがまずはこれら3つの教材から始めることにします。
英検1級の取り組み
過去に英検1級に挑戦では非常にバランスの悪い対策をしてしまったことでその挑戦は失敗に終わりました。
振り返ってみると単語暗記でほとんどの時間を使っていて、あとはリスニングや過去問を解く練習をするくらいで、読む練習はほとんどしていませんでした。
単語穴埋めはそこそこ対応できたもののそれに続く読解の問題で徐々に読む文の量が多くなっていき最後は時間ぎれで最後まで文を読む事が出来ませんでした。
読む練習をしていなかったので当然と言えば当然の結果でした。
今回はその時の教訓を踏まえてこれからどうすれば良いのかを考えてみます。
リーディング力の強化が必須
過去に英検1級に挑戦した時に足りなかったのは、スコアの面ではリスニングだということは分かっているのですが、それは表面的なことであって最も力を入れなければならないのはリーディングだということまでは分かっています。
リスニング音声そのものは分かるのに選択肢を選ぶ時に読む速さが足りなくて適切な選択肢を選べないようなことも多かったです。
なので、リスニング自体の練習の前にリーディングの力を付けることが先なんです。
単語の発音と文の中での使われ方にも気を遣う
英検1級の単語を覚えるときに英検1級のパス単を見てそのほとんどが知らない単語だったので、まずは用法や発音はあまり気にせず単語の意味を覚えることに時間を使いそこそこ覚えることはできました。
しかし、文の中でその覚えた単語をたまたま発見すると覚えておいてよかったなと思う反面、自ら発信できるレベルまで身についていないし音声の中でその単語が使われてもなかなか気づけません。
身に付けるレベルを目指すなら、発音と用法を含んで覚えていくことが求められるんです。
準1級レベルの単語の強化
英検1級の単語の前に英検準1級の単語の強化を目指します。
英検1級のテストとはいえ英検準1級レベルの単語にはたくさん出会えます。そこで英検準1級の単語に知識に穴があると文の理解に時間がかかり意味の取り違えの原因になります。
英検1級レベルの単語の強化
英検1級レベルの単語を覚える最大の目的はテストとしてみた場合はpart1の単語穴埋め問題の対策だといえるでしょう。
単語を知らないと待ったく対応できないため、英検1級レベルの単語の暗記は必須となります。読解の問題でも英検1級レベルの単語に出会いますが周りの情報から推定できるかもしれないとはいえ覚えておいて損はないです。
過去問での練習
最終的には本番形式の練習が必須です。
問題を解く順番や力の核問題に対する入れ方や時間配分等について自分の実力ならどのように対処するのが良いか他紙けめておくことが大切です。英検1級はいきあたりばったりで結果を残せるようなものでもありません。
英検1級対策として選んだ3つの教材
以上を踏まえて選んだ教材は以下の3つです。
英検準1級文で覚える単熟語
単に1級の文単を持ってなくて準1級の文単が我が家にあるというのも理由ですが、英検1級の対策だからと言って1級のものは選ばずあえて準1級にしています。
主にリーディングの練習ということでこの本を使いますが、他にも次のような効果もあるはずです。
まず、英検準1級の単語の復習です。
英検1級とは言え英検準1級があることを前提とした資格なので意外と英検準1級の単語にも出会う機会が多いです。英検準1級の単語に穴があると英検1級の単語が完璧だとしても英検準1級の単語力不足のため思わぬところで文の理解を妨げることがあります。そのため、英検1級の単語の前に英検準1級の単語の強化を図ります。時間の余裕があれば英検1級の単語も並行して覚えると良いです。
次に、英検1級のリスニング対策です。
文の長さ難易度ともに英検1級のリスニングに練習のために丁度良いです。特に英検1級のpart1とpart2の練習としてはもってこいです。英検1級リスニング27問中でpart1とpart2が合わせて20問なので英検リスニングの約7割がこの本で練習できてしまいます。しかも5分野各16セットあるので分野としても幅広く分量としても十分すぎるので、英検1級の過去問の前にまずはこの本で練習すると良いです。
最後に、英検1級の英作文対策です。
前述のように取り扱うテーマの範囲が幅広く分量も多いので、英検1級の英作文でどんな分野が出てもある程度は対応できるようになるための知識が身に付きます。テーマ固有の定型表現や固有名詞も身に付けることが出来るでしょう。英検1級の英作文だからと言って背伸びして英検1級の単語や表現をするよりは英検準1級の単語と表現で確実に表現した方が良いと思いませんか。
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英検1級でる順パス単
初めてこの単語集を見た時、「これまで出会ったことがない単語ばかりで覚えるのが大変そうだな」という印象で自分の知識のなさに悲しい思いをしたものです。
とはいえ、せめてこれは覚えないと単語穴埋めの問題には手も足も出ないと思い過去に英検1級に挑戦した時にはほとんどの時間をこの単語集と過ごしました。
初めて見た時にほとんど知らない単語ばかりでしたが、何度か繰り返し覚えようとしたおかげで結局全ては覚えられなかったとはいえ見覚えのある単語が増えました。
この単語集で覚えた単語に実際の文章の中で出会えるとちょっと嬉しい気持ちになります。
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でる順パス単英検1級 文部科学省後援 (旺文社英検書) [ 旺文社 ] 価格:1,870円 |
英検1級過去6回全問題集
単語、リーディング、リスニングを始めとする各分野の強化をした上で、本番形式での練習は欠かせません。
直近の3回分は英検ホームページからダウンロードでき、問題冊子、解答用紙、リスニング音声は全て本番形式で取り出すことができるため大変重宝します。解答に加えてリスニングスクリプトもあります。
しかし、解説や和訳はないので必要な場合は自分で調べる必要があります。自分で調べるという行為が復習にもなるのでこれはこれで良いのですが、調べるのに時間がかかるし調べた結果の理解は本当にそれでよいのかと色々不安が付きまといます。
そこで、重宝するのがこの教材です。
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価格:2,970円 |
過去6回分の過去問が収録されていて、それれの問題冊子と解答に加えて和訳と解説がついています。ただし、この問題集にはなぜか音声はついていないので音声を聞いて練習する場合は別に売っている音声CDが必要となります。
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2020年度版 英検1級 過去6回全問題集CD [ 旺文社 ] 価格:3,410円 |
まとめ
英検1級一次試験は10月11日なので試験までの残された期間は今日7月5日からほぼ3ヶ月となりました。準備期間としては決して長くはないですが、うまく使えばある程度の成果を見込める期間でもあります。
その期間をうまく使うためにはあれこれ手を出しても効果が薄いことは過去の実績からも明らかなので教材を絞って対策することが大切なんです。
というわけで今回は過去に英検1級に挑戦した時の教訓を踏まえて3ヶ月の期間で取り組めると思われる内容と量を考慮して3つの教材を選びました。
2020年の目標達成を確かめる機会が10月11日の一回しかないので、この3ヶ月を上手に使って目標達成に近づきたいものです。

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