新型コロナウィルス感染拡大のために様々なメッセ―ジが飛び交いあらゆる場面で混乱が起こっています。
そういった中で日本の英語資格界隈でも影響が出ているのはご存じ通りで、代表的なところですとTOEIC、英検では以下のような対応が運営団体の公式サイトで公開されていています。
ひとまず、3月(英検二次試験A日程の2月23日)はこのような対応となる見込みですが、その後どうなるかは全く分かりません。
この様な状況で我々のような一個人は何が出来るのでしょうか。
この状況に対して私が考える行動は以下の通りです。
英語学習の継続
状況を静観して通常通り英語学習を続けましょう。
そもそも、英語学習の目的は英検、TOEICで結果を出すことではなくて、その英語学習に取り組む必要性があってのことだったはずだからです。
それに、英検、TOEICを政府が言うようなイベントと考えると、今回厚生労働省が発信したメッセージを運営団体の立場に立ってみると中止の方向に検討が進むのはある程度うなずけます。
今回のメッセージは政府として自粛を促すわけではないという発信ですが、このメッセージを言い換えると、以下のようにほぼ国民に丸投げ状態にも聞こえませんか。
そういった中で英語学習者としての最善の策は何でしょうか。
これに対して私が考える最善の策は以下の通りです。
関連情報を毎日確認
TOEIC、英検など各種試験運営団体が発信する情報を毎日チェックしましょう。
当面分かっていることはここまでですがその後の対応は不透明なので、運営団体の今後の発表を待ちながらも情報収集にも励みましょう。
この記事を書いた後に以下の内容の発表がありました。
また、TOEIC、英検など各種試験運営団体が発信する情報だけでなく、また日本国内以外にも世界に目を向けて関連する情報を毎日チェックすることもお勧めです。
英語のコンテンツから得る情報も多くなりますが、以下のように一石二鳥ではないでしょうか。
この力が付けば英検1級の二次試験も余裕で対応できるようになるような気がしませんか。
CASECで代用
代替策としてCASECを利用しましょう。
今回のような場面でのCASECの一番のメリットは自宅で受験できるのでリスクを最小に出来るということです。
英検、TOEICは、新型コロナウィルス感染拡大リスクに対する運営団体の考え方次第で3月だけでなく今後どのように試験開催されるかが現時点(2020年2月22日)では全く分かりません。
一方、CASECはオンラインで受験でき自宅から出ることなく英語力を測ることができるので、このようなリスクを最小に抑えることができます。
また、CASECスコアは、英検、TOEICとの相関性もそこそこ高いので信頼性もあります。
ただし、就職や受験等のためには規定で英検、TOEICが定められている場合はCASECスコアでの代替は難しいかもしれません。
しかし、純粋に英語レベルの判定をするという面ではCASECは十分すぎるほどの実力を持っているので一度試してみるのも良いでしょう。



公式サイト 英語コミュニケーション能力判定テスト「CASEC」
まとめ
今回の新型コロナウィルス感染拡大防止の社会的な動きに付随したTOEIC中止の動きは2011年3月の東日本大震災の時以来ではないでしょうか。
このような時にどのような対応を取るのが最良なのかと考えるのは、2011年3月の事を思い出せば答えが出そうなのですが当時としては自粛一色でいかに復興・復旧を果たすのかが第一の課題でしたよね。
かといって、英語学習を呑気にやっている場合ではないと考える必要はありません。
自らの責任で自らの信じる英語学習の道を淡々と歩みましょう。
新型コロナウィルス感染拡大防止についての今後の対応は日本政府の力を信じたいところです。
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