この記事は、次のような状態にあてはまる人に役立つ情報を届けるために書いています。
- 英検準1級の一次試験まであとわずかとなった
- 残された期間で何をすれば英検準1級に合格できるか不安
一次試験だけ考えるだけでも単語、読解、英作文、リスニング等々、苦手分野の補強をするためにこれまで様々な取り組みをしてきたはずなのに漠然と心配になってしまい、更には一次試験の後の二次試験の面接のことを考えると頭が一杯になってしまいます。
でもそんな心配をする必要はありません。継続して積み重ねてきた努力は必ず目標達成に導きます。
この時期に特に大切なのは、
- これまでの積み重ねを信じて自信を持つ
- 苦手分野だけを強化するのではなく毎日少しづつでもいいので全体を通して復習する
ことです。
私が英検準1級に合格した時の一次試験1ヶ月間は、以下のように復習に重きを置いた勉強をしました。
- 単語暗記の復習
- 苦手分野の強化
- 過去問・練習問題
特に年末年始の長期休暇1週間では過去問と練習問題を集中してやりました。

二次試験の準備は一次試験後から始める
この時期は一次試験の準備に集中します。
英検準1級の二次試験の準備は一次試験後から始めても十分間に合います。
私がこう考えるのは次の2点の理由からです。
- 一次試験の準備はそのまま二次試験の対策になる
- 英検準1級の二次試験の合否基準はそう高くない(と思われる)
一次試験の準備はそのまま二次試験の対策になる
一次試験と二次試験は別のように思うかもしれませんが、一次試験と二次試験とでは英語スキルの使い方が違うだけで同じ英語力が試されるだけです。
英検準1級の二次試験は大まかには次の3点の対応だけです。
- 初見の4コマ漫画のストーリーを英語でスピーチする
- そのスピーチそのものについての質疑応答で質問の意図を理解して自分の主張を述べる
- 関連質問の意図を理解して自分の主張を述べる
一次試験に当てはめてみると英作文の対策ができていればそのまま二次試験の対策になります。
短時間で即興のスピーチを組み立てることと質疑応答での即答力が問われることへの慣れが必要ですが、英検準1級の一次試験に合格する実力があれば1ヶ月の対策期間で十分です。
英検準1級の二次試験の合否基準はそう高くない
英検準1級一次試験に合格できるレベルの英語スキルがあれば、英検準1級の二次試験に不合格となることはまずありません。
二次試験に対して全般に対して共通して言えることはattitudeです。
なんとかして質問意図を汲み取り求めていることに対して答えようという意思が伝わればそれだけでも高得点の要因になり合格に近づくことできることでしょう。
逆に、発言の機会があるのに何といってよいのか分からず何も発言できないような事態だけは避けなければなりません。
一次試験1ヶ月前~前日にすべきこと
基本的には本試験形式に慣れることを優先し復習と練習に重点を置いた勉強をします。
残された期間が短いとはいってもそれまでの期間で英検準1級の合格を目指してきた単語暗記を始めとする英語の勉強はしてきたはずなので、まずはその勉強で蓄えた力を信じることです。
英検準1級を目指して勉強してきたのであれば、自分では感じられない英語スキルの向上は必ずあるはずで、それは確実に英検準1級の合格を助ける力になっています。
単語暗記の復習
パス単英検準1級の復習を毎日やりますが、英語の勉強時間の中の比率は少し少なくしてその空いた時間を苦手分野の勉強や過去問・練習問題の練習に充てるようにします。
パス単英検準1級の暗記を続けていれば、単語を見てすぐに思い出せなかったとしても例文を見て意味を思い出したり意味を見てああそいえばそうだったと感じたりするようになっているはずです。
パス単英検準1級の単語暗記に多少の取りこぼしがあったとしても、単語単体で意味を覚えるのが難しいと思ったら例文で理解できるレベルになっていれば、単語の意味が分からなくて困ることはほとんどなくなります。

苦手分野の強化
この時期は全体的な復習が一番大切なので苦手分野の補強はそれほど厚くしなくても大丈夫です。
苦手分野に多くの時間を使うよりは全体的なスキルが保つため浅く広く復習るることがことのほか大切です。
私の場合は、初めて英検準1級を受験して不合格だった時に足を引っ張っていたのが英作文でだったので英作文のやり方を学び実際に書いてみる練習をしましたが、実は多くの時間は使わなくても苦手分野の英作文で満点を取ることができました。

過去問・練習問題
本試験の形式に沿った過去問か練習問題を解く練習をします。
本試験の全てのボリュームでやる時間が取れない場合は、細切れでもいいですがその場合は問題を解く時間を制限してその時間内に解いて本試験での時間感覚を養います。
本試験までの間で何度かは本試験形式と同じ時間制限で通しで過去問を解く練習をします。

まとめ
英検準1級の一次試験までの期間が少なくなると残された期間で何をすれば英検準1級に合格できるか不安になりますがそれは気のせいです。
英検準1級一次試験直前のこの時期に大切なことは、これまで蓄えてきた力は確実に英検準1級の合格を助ける力になっていることを知り自信を持つことです。
そして、苦手分野も含めた全体として浅く広く復習して英検準1級としての全体的なスキルを保った状態で本試験に臨むことです。
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