前回の記事の結論を導き出すExcelの操作をおさらいします。
今回の事例をExcelで作業すると以下のことができるようになったはずです。
- 年月の書式:yyyy/mm
- 年月データの連続入力
- 24時間以上の時間表示:書式 [h]:mm
- 集計の先頭セルを固定した集計:SUM($__$__(集計の先頭セル),(集計の最後のセル))
入力準備
列方向(横方向)に項目を並べて入力します。
- 年月
- 学習時間
- TOEICスコア計
データ入力:年月
列Aに年月を入力します。
今回の対象範囲は2014年11月から2019年10月をもれなく入力します。
年月の書式:yyyy/mm
記録は2014/11から残っていたので2014/11と入力してみると、データは「2014/11/1」、表示は「Nov-14」となりました。
「2014/11」と表示したいので年月の書式を変更します。
リボンの数値の右角をクリックし、「セルの書式設定」を表示します。
[分類]で[ユーザー設定]をクリックし種類に「yyyy/mm」と入力し[OK]をクリックします。
すると目標とする「2014/11」で年月表示できるようになりました。
年月データの連続入力
行3以降、列Aに順次最近の月まで年月を埋めます。
しかし、ひとつづつ入力するのは手間なので、まずはセルA3に「2014/12」とだけ入力します。
セルA2とセルA3を選択しセルA3の右下の角にポインターを合わせると「緑の十字」に変わるので、そこで右クリックを保ったまま下にドラッグします。
するとこのように連続した年月のデータを自動で入力することができます。
データ入力:学習時間
先頭に戻りセル列B2から順に学習時間の実績を入力します。
学習時間の実績はStudyplusに記録しておいた記録、TOEICスコアは手元に残っていたTOEICスコアの紙からExcelに入力しました。
2014/11の月間学習時間は25時間7分だったのですがうまく表示できないので書式を変更します。
24時間以上の時間表示:書式 [h]:mm
24時間以上の時間を実際の時間通りに表示させましょう。
[セルの書式設定] > [ユーザー設定]と順に進み、種類に
[h]:mm
と入力し[OK]をクリックします。
24時間以上の時間も正しく表示できました。
学習時間の入力
最近の2019/10まで学習時間を順次入力します。
最近は学習時間は積みあがっていないので、さぼっているのがばれてしまいますね。
学習時間の累計
2014年11月からの累計学習時間を計算してみましょう。
列Bと列Cの間に列を挿入し新しいセルC1に「累計学習時間」と入力します。
さらにセルC2に
=SUM($B$2:B2)
と入力します。
セルC2をセルC61までコピペします。
コピー元のセルの式を「=SUM($B$2:B2)」としたので、各行でセルB2からの累計が計算されるようになっています。
2019/10時点の2014/11からの累計学習時間はセルB2からセルB61までの合計値です。
ちょうど5年間で2600時間、今振り返ってみるとかなりの時間を英語に費やしてきたことが分かりました。
データ入力:TOEICスコア
列DにTOEICスコアを入力します。
毎月はTOEICテストに参加していないので、参加した月のみを表示します。
ツールバーで[データ]をクリックし、リボンの中の[アウトライン]から[グループ化] > [グループ化]へと順にクリックして進みます。
行2から行11をグループ化しました。
画面左の[1]か画面左下の[-]をクリックすればグループ化した行を非表示にできます。
同じように、TOEICテストに参加しなかった月をグループ化して非表示にします。
グラフ化:Studyplusによる見える化
Excelでグラフ化もできますが、既に今回の事例の元データとして使ったStudyplusで自体でグラフ化ができているので今回はそちらに話を移したいと思います。
記録に使ったのはStudyplusというスマホアプリです。
Studyplusで記録していけば例えばこのように月毎の集計を自動でやってくれたりします。
2018/10から2019/4の一か月単位の英語学習時間を出してみるとこんな感じになります。
こうして見ると2019/1のTOEICテストのスコア低下は起こるべきして起こったとも言えます。
Studyplus事態については別の機会の書きたいと思います。
まとめ
今回のExcelの操作は以下の内容をカバーしました。
- 年月の書式:yyyy/mm
- 年月データの連続入力
- 24時間以上の時間表示:書式 [h]:mm
- 集計の先頭セルを固定した集計:SUM($__$__(集計の先頭セル),(集計の最後のセル))
このやり方を応用すると、体重の変化などのように逐次変化するもの変化させようとする指標を記録し、変化の兆しや停滞している状況などが見られるようになります。
内容が多くなってしまったのでExcelを使ったグラフ化まではカバーできませんでしたが、グラフ化については別の機会で見ていきたいと思います。
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