Excelに入力されデータの合計、平均値、個数を簡単に調べる方法を試しましょう。
結論から言うと集計式を次のように入力するのが手っ取り早いです。
- データの個数:集計先のセルに「=count(集計し始めるセル:集計を終えるセル))」
- 合計値:集計先のセルに「=sum(集計し始めるセル:集計を終えるセル)」
- 平均値:集計先のセルに「=average(集計し始めるセル:集計を終えるセル)」
セル選択のみで集計
Excelのシートに手を加えることなく簡単にできる集計方法です。
一時的に集計結果を知りたいならこれでも十分かと思います。
調べたいセルを選択
以下のシートの払ったお金を調べたいとします。
払ったお金が入力されているセルD5からセルD14を選択します。
計算結果はシートの右下に
シートの右下を見てください。
選択した範囲のデータに対して、平均、データの個数、合計が計算され表示されました。
式で計算
集計結果を一時的ではなくずっと残したいときもありますよね。
そういう時は式で計算しておきましょう。
行の挿入
行2の上で右クリックして[挿入]をクリックし行を挿入しましょう。
3行くらい挿入しておきましょうか。
式の入力
平均、データの個数、合計を計算する式を追加しましょう。
計算の意味が分かるように以下のように入力しておきましょう。
- セルB2:平均
- セルB3:データの個数
- セルB4:合計
次に式を入力します。
ツールバーの数式をクリックしセルD3を選択した上で数式リボンのオートSUMの右にある[v]をクリックすると自動計算する式の候補が表示されます。
ここでは数値の個数を計算したいので[数値の個数]をクリックします。
するとセルD3の表示が変わります。
後でデータが増えることも考えてセルD6から最後の行まで範囲にしておきましょうか。
データの個数は「14」と計算されました。
同じ要領で、合計値と平均値も計算してみましょう。
- セルD4を選択しオートSUMから[Σ合計]をクリックの上で個数を計算したときと同じ範囲を選択し合計値を計算(=sum(集計し始めるセル:集計を終えるセル))
- セルD2を選択しオートSUMから[平均]をクリックの上で個数を計算したときと同じ範囲を選択し平均値を計算(=average(集計し始めるセル:集計を終えるセル))
お気づきと思いますが、選択だけで集計した結果に対して、この方式での計算結果はデータの個数と平均値が異なっています。
選択だけで集計したときは「ゼロ」を除いた範囲を選択して集計しましたが、今回は「ゼロ」を含んだ範囲としたのとデータが「ゼロ」であっても計算には使われるためです。
いずれ両方の結果が同じになる方法を書きます。
ついでに、セルD3からセルD5をセルC2からセルC4にコピペしておきましょう。
すると、これまででもらったお金より払ったお金の方が多いことが見えるようになりました。
式の直接入力
式を知っていれば集計先のセルに直接式を入力することもできます。
- データの個数:=count(集計し始めるセル:集計を終えるセル))
- 合計値:=sum(集計し始めるセル:集計を終えるセル)
- 平均値:=average(集計し始めるセル:集計を終えるセル)
まとめ
Excelのデータを集計する方法を3つ見てきました。
ちょっと見たいだけなら集計元のセル選択で集計するのが早いですが、毎回この操作をするのは大変なので集計先のセルに式を入力しておくのが良いと思います。
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