英語はいつでもストレスの基になり苦しめられますが、なぜこうも英語に苦しめられ多くの時間が奪われなけらばならないのでしょうか。
私は2018.2月に英検準1級に合格したとはいえ英語の運用スキルはまだまだ発展途上です。

そうした中で、英検準1級に合格するまでの期間で試した英語をマスターする方法をあれこれ試行錯誤した結果、英語をマスターする上では以下の4つはどれも欠くことができない要素だと思えるようになりました。
- 身の回りのモノや出来事を全て英語化する
- 英会話スクールに通う
- 英検、TOEIC等の英語テストで英語スキルの変化をモニターする
- 英検、TOEIC等の英語テストの勉強をする
学校教育レベル
英語に限らず様々な生徒層が混在する学校で得られる教育は、その生徒の標準的なレベルを想定した平均的な内容になるのが普通です。
一方で、最も高いレベルや目指したいレベルを対象に教育を考えると大多数の層はその教育についていけなくなる、最も低いレベルに合わせると大多数の層はその教育から得られるものがないとして参加意欲を失うことでしょう。
なので、学校教育が画一的、平均的なものになるのは仕方ないことなのですが、そうでありながらも期間をかけてより高度な内容の教育を目指すしかないのです。
その英語の勉強は何のため?
英語に焦点を当てましょう。
英語の勉強は個人個人が求めるもにによって実に様々です。
普通の日本人だと中学で英語の基本を学びますし、人によっては高校や大学等でさらに英語の基本から応用まで引き続き学びますが、この場合は、受験や学校の単位取得のためということですね。
その他には、仕事、旅行、情報収集、音楽鑑賞、映画鑑賞、読書等様々な状況で必要に迫られてとか、TOEICや英検等、仕事上の昇格や採用のための資格条件を求めて、英語のテストの対策として英語を勉強することもあることでしょう。
英語の学び方の問題点
日本の中学校で得られる英語スキルは過不足なく基本をカバーしているので、それをベースに状況に応じた単語を補強すれば人それぞれに必要十分な英語スキルの確立ができます。
さらに、中学レベルの英語スキルに加えて高校レベルの英語までできれば英語コミュニケーションに関してほぼ困らないレベルになります。
しかし、世界から日本人の英語がうまくなったという声が聞こえてきません。
理由を考えてみるといくつか思い当たります。
- 日本で普通に暮らす上ではそもそも英語は必要ない
- 英語で作文する・話すという練習にかける時間がほとんどない
- 英語を話す相手を先生だと思って緊張してしまう
日本で普通に暮らす上ではそもそも英語は必要ない
ほとんど100%の日本人が日本語を話し理解するので、そもそも日本人同士が日本語以外でコミュニケーションする必要性がありません。
仕事や学校以外で日本で英語を使うとすれば、英語を話す外国人に街で偶然でくわして道案内をお願いされるとかじゃないでしょうか。
英語で作文する・話すという練習にかける時間がほとんどない
学校教育では教科書を読んだり文法事項を覚える時間に比べると英語で作文する・話す時間はほとんどありません。
最近の傾向として四技能を重視した教育体制や受験システムへの変革が進められているようですが、実際にはまだまだ追いついていないように感じます。
英語を話す相手を先生だと思って緊張してしまう
多くの学生からすると英語は教わるものなので自分より英語ができる人を先生だと思ってしまいがちです。
間違った言い方をして笑われたら嫌だなとか、意図しない伝え方のため誤解が生まれて相手の気分を害するは避けたいとか考えます。
それを防ぐために単語や言い方を調べて覚えたり様々な努力をするのですが、もともと英語を話す相手と同じように話すことは到底できません。
ではどうすればいいか?
それでは、日本人がこのような苦しみから逃れるためにはどうすれば良いのでしょうか。
この問いに対して私が考える方法は4つです。
- 身の回りのモノや出来事を全て英語化する
- 英会話スクールに通う
- 英検、TOEIC等の英語テストで英語スキルの変化をモニターする
- 英検、TOEIC等の英語テストの勉強をする
身の回りのモノや出来事を全て英語化する
学校で使う教科書や市販の書籍に書いてある単語は大多数の人が触れるであろう一般的なものにすぎず、人それぞれのコミュニケーションに必要な単語や表現の全てをカバーしていませんが、その全てを含もうとするとそれは辞書になります
分からない単語に出会ったらその都度辞書で調べて単語の意味を理解したり覚えようとしますが時間と手間がかかりますし、中には辞書そのものを覚えようとする人もいますが単語数の多さのため大抵の人は挫折します。
そのため、人それぞれの目的やレベルに応じた単語帳が市販されていて、例えば英検XX級とかTOEICXXXレベルとか実に様々なニーズに合う単語帳があります。
単に目的の資格を目指すだけならこの手の単語帳を暗記するのが近道ですが、英語コミュニケーションに視点を変えると身の回りのモノや出来事に特化して単語や表現を覚えた方が手っ取り早いです。

英会話スクールに通う
英会話スクールの代わりにオンラインのレッスンでもいいです。
状況やテーマに沿った英語でのインプットとアウトプットの練習さえできればいいんです。
意志の強い人なら独学でも練習できますが、ひとりで練習していると強い孤独感に襲われ、評価自体が自己評価になってしまうので不安になります。
強制力もないのでいつでもやめられ長続きしません。
その点、英会話スクールなら費用がかさむ一方で強い強制力が生まれるので予算が許すなら英会話スクールに通い英語スキルを磨くことをお勧めします。
ただし、予習復習は欠かさずレッスンでは受け身でなく、積極的な参加をすることを心がけて失敗してもいい直しできる練習の場としてうまく活用することです。
英検、TOEIC等の英語テストで英語スキルの変化をモニターする
ます、英検、TOEIC等、英語のテストなら何でも良いので受験してみて現時点の自分の英語力を測り、これから3ヶ月で目指す英語力の目標を定めます。
英語スキルの目標を立てるのは良いことですが、現時点の自分のレベルと大きく離れたレベルを目標にすると時間がかかった上途中で挫折する可能性があるので、現時点の自分のレベルの少し上のレベルを目標にすることです。
- 目標を決める
- その目標を目指し3ヶ月間勉強する
- テストを受験する
- テスト結果に応じて次の目標を決める
このように続けていけば一番初めに目標を立てた頃に比べると英語運用スキルが飛躍的に高められたことを実感しますよ。

英検、TOEIC等の英語テストの勉強をする
英検、TOEIC等の目標に応じた勉強を3ヶ月間やります。
この3ヶ月というのは、過去に英検準1級の勉強やTOEICの勉強で短期間で集中できる期間が長くて3ヶ月だったという実体験に基づいています。
他の英検、TOEICの記事を調べてみると意外とこの3ヶ月というのが共通しているようで、私自身の個人の経験値とはいえ一般的に成り立つ数値なのかもしれません。

まとめ
英検準1級に合格するまでの期間で考えた英語スキル向上に関する持論をまとめました。
こうしてまとめてみると特に変わったものはないですが、その一つ一つは実際に自分自身が体験したことで実際に効果を感じたのは事実です。
英語スキルを磨くということは楽してできる近道はないし、完全な英語ネイティブレベルなんてものは目指してもあまり意味はないと考えるようになりました。
完璧なことが全てではないんです。
身の回りのモノ出来事をもとにして自分の言葉でコミュニケーションすることができることこそが意味あるコミュニケーションなんです。
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