TOEICテストの直後はテストの結果が分かるのがテストの3週間から1か月後なので、その間何かと気になってモヤモヤすることはありませんか。
テストの点数が全てではないですが、これまでの英語の勉強や取り組みがテストの結果としてどれだけ反映できたかを早く知りたいものですよね。
そういうときはCASECの力を借りましょう。
CASECとは
CASEC:Computerized Assessment System for English Communicationとは、日本英語検定協会が提供するインターネットを経由して受験することができる英語テストです。
リスニングとリーディングのテストで構成されていることからTOEICと似たテストではありますが、出題方法と試験形式の違いがありTOEICとは少し趣が異なるテストです。
CASECのメリット
TOEICと比べるとCASECは以下のようなメリットがあります。
TOEICの結果が出るまで待てない場合や今時点の英語力を手っ取り早く知りたい場合はCASECが役に立ちます。
CASECのデメリット
このようにCASECはTOEICに対してメリットが多いように見えますが、デメリットもあります。
CASECを受験した結果と考察
CASECのサイトのマイページに私自身のIDでログインした結果表示される過去5回分のCASECスコアと同時期に受験したTOEICスコアを比較しました。
スコアの関連性には多少の誤差とばらつきはありますが大局的に見ると英語スキルの推移はどちらのテストでも同様に右肩上がりになっていることが確認できます。
CASECのTOEICスコア目安の精度
CASECのTOEICスコア目安は実際のTOEICスコアより必ず高めに出ています。
受験した時期によって精度にばらつきがありますが、CASECのTOEICスコア目安に対してTOEICスコアは86%から97%までの範囲に入っています。
この傾向は眺めてみると、
CASEC側はCASECの受験者が登録する自分の直近のTOEICスコアとCASECスコアの関連を見ながらTOEICスコアの目安を計算すると考えられますので、CASEC側の英語スキル評価法を不変と仮定するとTOEICが年々何度が高くなっていてスコアを取りにくくなっているという仮説が成り立たないでしょうか。
2016-05のデータは同じ時期のTOEICスコアのデータがなかったのでTOEICのスコアは2016-09で比較したため参考です。
ひょっとすると、2016-05から2016-09の間で英語スキルが高くなったことで、CASECが必ず実際のTOEICスコアより高いTOEICスコア目安を出すことに対して実力が追い付いてきたということなのかもしれませんね。
CASECの英検合否予測精度
英検準1級は2017年6月で不合格、2018年2月で合格だったので英検合否の予測精度は高そうです。
このことから、英検を受験しようと決めた時に英会話スクール主任教師の英語スキルを見抜く能力とアドバイスの的確さに改めて感服しました。
まとめ
CASECのテストで分かるTOEICスコアの予測精度は86%から97%で決して精度が高いとは言えませんが参考にはなります。
しかし、TOEICとCASECを同時期に受験してそれぞれの推移とお互いの関係を見ていけばCASECスコアはうまく使えそうです。
TOEICの結果は受験してから結果が出るまで時間がかかってしまいますが、CASECは受験後すぐに結果が分かるのでTOEICの結果が出るまでの期間が空白期間にならないようにCASECを併用して英語スキル向上の指標の一つとしてはいかがでしょうか。
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